歯の質を強くする物質がフッ素です。
むし歯は、酸によって
歯のカルシウムが溶かされた状態をいいますが、
フッ素はこれを防ぐ働きをしています。
現在ではむし歯予防のために、
フッ素を応用することが広く浸透しています。
その1つが、歯にフッ素を塗る
フッ化物歯面塗布です。
2つ目は、フッ素を溶かした水溶液で
うがいをする、フッ化物洗口です。
また、セルフケアとして効果的なのは、
フッ化物配合歯磨剤を使用することです。
フッ素イオンが、
歯の再石灰化を促進して歯質を強化し、
むし歯の発生を防ぐ効果があるのです。
世界保健機構(WHO)でも、全ての人々に
フッ化物配合歯磨剤の使用を推奨しています。
(日本歯科医師会小冊子 歯の学校 vol.48 より)