「歯固め」には、2つの行事があります。
ひとつは、平安時代の宮中行事で、
お正月に鏡餅、猪肉、鹿肉、押鮎、大根、瓜など
固いものを食べ、長寿を願う儀式。
もうひとつは赤ちゃんに歯が生え始める頃に
「丈夫な歯が生えてきますように。
一生食べ物に不自由しませんように」という
祈りをこめておこなう儀式。
また、歯の生えていない赤ちゃんがおしゃぶりとして
歯茎を固める玩具そのものを意味することも。
いずれにしても、昔から「歯」は健康と深く結びつき、
健康な歯を保つことが長寿の条件とみなされてきました。
(松風歯科クラブ情報誌は・は・はより抜粋)