高齢者において睡眠の問題は重要です。
睡眠時間は短すぎても、長すぎても、
死亡率が上昇するなどの健康問題に
影響を及ぼすことが多数報告されています。
歯は噛み合わせを保つ役割も担っており、
歯が0本の人では下の顎が上方回転し、
気道に影響を与えて睡眠時の呼吸を妨げる
可能性があると言われています。
そこで本研究では、
歯の本数と睡眠時間の関連について検証しました。
その結果、歯が20本以上ある人たちと比較して、
歯が全くない人では短時間睡眠(4時間以下)のリスクが1.4倍、
長時間睡眠(10時間以上)であるリスクが1.8倍と、
両極端な睡眠時間のリスクが高いことがわかりました。
同様に歯が1-9本しか残ってない人でも、
短時間睡眠のリスクが1.3倍、
長時間睡眠のリスクが1.5倍高いこともわかりました。
より多くの歯を残せるよう歯の健康を保つことが
適切な睡眠の維持に繋がる可能性が示唆された。
情報源: 高齢者における歯の本数と睡眠時間の関係が明らかに … | プレスリリース | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-