花王株式会社が実施した調査で、「最近、唾液の量が減ったと感じることがありますか?」と尋ねたところ、35.8%が「あてはまる」と回答しています。
情報源: 回答者の8割が間違えた「歯に関する知識」-花王調査 – 医療総合QLife
40代は口内環境の曲がり角?45%が「唾液の量が減った」と回答
加齢やストレスにより減少する唾液の量。
唾液の量が減ると、
口の中が汚れやすくなり、
歯垢もつきやすくなります。
そして、歯垢が付着すると酸により
歯の表層からカルシウムなどの
ミネラルが流出するため、
初期のむし歯になるリスクが高まります。
しかし調査では、8割以上が
なぜ初期むし歯になるのか
知らないことがわかりました。
また、カルシウムを多く含む食品を摂取すれば、
歯質は強化されると思いますか?」と聞いたところ、
80.0%が「そう思う」と答えていますが、
これは誤った認識とのこと。
骨は牛乳や魚などに含まれるカルシウムを
摂取することで強くなりますが、
歯の場合は食べ物からの
カルシウム摂取だけでは強くならないため、
骨とは異なる歯のカルシウム補給が必要だといいます。
週に2回以上歯みがきをせずに寝る人も2割
次に、むし歯のリスクに関する質問として、
「口内のむし歯リスクが最も高くなるタイミングはいつだと思うか?」
と尋ねたところ、89.4%が「就寝中」と回答
。実際に、睡眠中は唾液の量が減少するため、
口の中のむし歯リスクは高くなります。
そのことは理解していていも、
週に2回以上歯みがきをしないで寝ることがあると
答えた人が19.8%と約2割に達しています。