日本歯科医師会生涯研修セミナー

2030年にほぼ全ての医療機関で電子カルテの導入が義務化される予定ですが、
現時点で歯科の導入率はわずか5~6%。
特に個人の診療所では、費用の負担が大きくなかなか進まないのが現実です。

2045年には歯科医師の数が減少し、
診療所数も全国で約10.8%減ると言われています。
地域内の診療所がグループ化する時代が予測されています。

これからはカメラやセンサーを搭載したAI診察台が登場し、
治療技術を見守ったり、自動でカルテ入力を行えるようになると期待されています。
現在は1人あたり約5分かかるカルテ入力も、AIが代わりに処理してくれれば、
その時間を診療や患者さんとのコミュニケーションに使えるようになるでしょう。

DX(デジタルトランスフォーメーション)やAIの進歩は、
これまで不可能だったことを可能にするでしょう。
ただ、そのスピードがあまりに速く、
現場としてはついていくのに必死というのも正直な気持ちです。

それでも、変化の波にしっかり乗ることが、
これからの歯科医療を支える大切なカギになりそうです。

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