MMP3

愛知学院大歯学部の中村洋教授らのグループが、
傷んだ歯髄(神経)を抜かずに元通りにする新たな治療法を開発した。
これまでは、歯髄を取り除くしか治療法がなかった。

中村教授らによると、
患部に「MMP3」という酵素を適量塗り込むと、
血管が再生して歯髄がよみがえる。

ラットを使った動物実験では、1-2日で再生が始まった。
虫歯そのものは治らないが、虫歯が歯の中心にまで達し、
熱い物や冷たい物がしみる「歯髄炎」に効果がある。

中村教授らは、傷ついた歯髄内にMMP3が多く分泌されていることを発見。
「再生能力があるのでは」と予測し、治療への応用を考えついた。

ひどい虫歯では、歯髄を取り除く治療が多く行われているが、
歯の感覚がなくなるため、
再び虫歯になっても気づかず抜歯に至る可能性が大きかった。

歯髄に詳しい東京医科歯科大大学院の須田英明教授は
「生涯を自分の歯で過ごせる可能性を高める発見。画期的だ」
と評価している。

(中日新聞 朝刊より抜粋)

自分も中村教授の講義を受けていましたが、
このような研究をされているとは・・・

1日も早く臨床に実用できることを望むばかりです。

MMP3:マトリックスメタプロテアーゼ3