妊娠中の歯の治療

妊娠中でも、
浅いむし歯を削って詰める、歯石を取る、
などの簡単な治療は問題ありませんが、
薬の内服・麻酔・X線撮影には注意が必要になります。

まず薬ですが、
妊娠2~4ヶ月の間は胎児の外形や臓器が作られる時期で、
最も注意すべきと言えます。

歯科でよく処方される抗生物質(化膿止め)ではセフェム系が、
鎮痛剤(痛み止め)ではアセトアミノフェンが安全とされています。

次に麻酔ですが歯科医院で使用されている局所麻酔薬に、
奇形等の原因となるものはありません。

X線撮影ですが、歯は子宮から離れていて、
直接X線が向くこともほとんどありませんし、
防護用の鉛入りエプロンを使用しますから安全です。

デンタルX線写真を1 枚撮影した時の放射線量は、
1 年間に受ける自然放射線(宇宙などの自然界から受ける放射線)の
1/60 から1/150 です。

しかし、妊娠中の方やその可能性のある方には、
緊急性のある場合を除いて、避けるのが一般的です。

妊娠中に全ての治療が不可能なわけではありません。
痛みや腫れなどでお困りの時はご相談下さい。

(三重県歯科医師会 資料より)