歯の強さ・弱さというのは、
お口の中の環境を抜きにしては考えられません。
歯そのものがどんなに強くても、
甘いものを摂り過ぎたり、
歯磨きをおろそかにしていたら
むし歯になってしまうからです。
また、
「カルシウムを摂れば歯が強くなる」
とか、
「妊娠中にカルシウムを摂らなかったから
歯の弱い子になった」
ということをよく耳にします。
しかし、歯はカルシウムだけで
できているわけではありません。
歯をつくる元となる蛋白質やリンなど、
他の成分とのバランスが欠けていたら、
いくらカルシウムを摂っていても
何の効果も期待できません。
栄養価の高いものをバランス良く
摂ることが大切です。
(日本歯科医師会小冊子 歯の学校 vol.48 より)