知覚過敏

歯の知覚過敏…運動、スポーツ飲料も原因

健康な歯は、外側から、硬いエナメル質、
黄色い象牙質、神経や血管が通る歯髄の
3層構造になっている。

根元の部分にはエナメル質はないが、
歯肉で保護されている。

知覚過敏は、歯肉が下がったり、
エナメル質が溶けたりすり減ったりして、
象牙質が外部に露出することから始まる。

象牙質の表面には、歯髄につながる
細い管の穴がいくつもあいている。

露出によって、飲食物や風、歯ブラシの刺激が、
その管を通って入り込み、奥の神経が興奮し
「ピリピリ」「ズキン」といった
一過性の鋭い痛みが起こる。

治療に使う抑制剤は
〈1〉神経を鈍らせる
〈2〉刺激が通る細い管の中を固める
〈3〉細い管にふたをする――のいずれかの作用で、
痛みを遮断する。

抑制剤を適切に使えば、
素早く痛みは止まるが、
なぜ痛みが起きたかを理解して
生活習慣を見直さないと、再発する恐れがある。

歯肉が下がるのは、
歯周病や過度の歯磨きが原因となる。

エナメル質のすり減りは、スポーツや
ストレスなどによる強いかみしめで起こる。

黒酢や炭酸飲料、かんきつ類といった
酸性の飲食物の摂取にも注意したい。
酸はエナメル質を溶かす。

むし歯の治療が引き金になるケースもある。
むし歯を削った後に金属のかぶせ方や
白い樹脂のつめ方が不適切だと、
外部の刺激の影響を受けてしまう。

細菌の塊・歯垢(しこう)も悪化の一因となる。